『入祭唱〜フィンジの音楽』 コロン指揮 オーロラ・オーケストラ

1901年にロンドンで生まれたジェラルド・フィンジ。若き日を都会で過ごしながら、後年はバークシャー州に隠棲。作曲活動の傍らリンゴの栽培と研究に勤しんだというちょっと変わった経歴を持つ作曲家です。その作風は気品と素朴さが魅力で、エルガーやディーリアス、ヴォーン=ウィリアムスといった英国近代音楽の伝統を受け継ぐもの。近年フィギュアスケートで使用されたことによって知られることとなった17「エクローグ」が今や代表的な人気曲となっています。

このCDはロンドンっ子集団「オーロラ・オーケストラ」によるフィンジ没後60年を記念した作品。田園詩、牧歌の意味を持つ「エクローグ」をはじめとした、彼の牧歌的/抒情的な楽曲ばかりを録音した選曲が特に素晴らしい1枚です。フィンジ作品の中でも淡い美しさに彩られたこれらの楽曲は、ロンドンの都会を離れて幸せな田園生活を手に入れたフィンジの生き方そのものを表しているかのような浪漫を感じさせます。イギリスを知るには田舎を知れと言われますが、英国紳士の憧れであるカントリーライフを謳歌したフィンジの音楽にも、そんなイギリスの魅力が詰まっていると言えるでしょう。

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ジェラルド・フィンジ(1901-1956):
01. Lo! the full, final sacrifice - Amen 祝典讃歌「見よ、満ち足りた最後の生贄」Op.26 ♪ 

02. Dies natalis, Op. 8: V. The Salutation カンタータ「降誕祭」Op.8より「挨拶文」 ♪ 

03. Who is Silvia? シルヴィアって誰だ?

Love's Labour's Lost - Three Soliloquies 恋の骨折り損 Op. 28 - 3つの独白
04. I. Soliloquy I: So sweet a kiss the golden sun gives not
05. II. Soliloquy II: Did not the heavenly rhetoric of thine eye
06. III. Soliloquy III: On a day, alack the day

07. Clear and gentle stream 清く穏やかな流れ ♪ 

08. Rollicum-Rorum ローリクム・ロールム Op.15-6
09. Introit 入祭唱 Op.6 ♪ 

10. Come away, come away, Death 来たれ 死よ ♪ 

11. Prelude, Op.25 前奏曲 ヘ短調 Op.25
12. Romance, Op.11 ロマンス 変ホ長調 Op.11 ♪ 

13. To Lizbie Brown リズビー・ブラウンに贈る Op.15-7
14. Dies natalis, Op.8: I. Intrada カンタータ「降誕祭」Op.8より序奏
15. Fear no more the heat o'the sun もはや灼熱の太陽も怖れるな
16. A Severn Rhapsody セヴァーン狂詩曲 Op.3
17. Eclogue エクローグ ヘ長調 Op.10 ♪ 


エイミー・ディクソン(サクソフォン)
トーマス・グールド(ヴァイオリン)
トム・ポスター(ピアノ)
ニコラス・フルーリー(ホルン)
ニコラス・コロン指揮 オーロラ・オーケストラ
録音:2015年

total playing time: 76:41


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型番 478 9357 輸入盤
価格 2,090円(税込)
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