Chilly Gonzales / Solo Piano III

ピアノを弾く黒い手はチリー・ゴンザレス本人だろうか。1stアルバムの影絵を踏襲しているのかもしれない。黒い手は2本ではなく3本。しかもよく見るとピアノ側から現れている。これは彼にとって、ピアノを前にしたら「弾かなくてはならない」アルバムだったのだろう、そんな憶測が湧く。

奇跡とも言える『Solo Piano』は、聴く度に彼の内面を覗き見るような思い。ライヴパフォーマンスの影響が作風に見られた『Solo Piano II』を経て、この3作目ではクラシックの小品に見るようなチャーミングさが目立ち、テンポも全体的に緩やかに。「現代に生きる私たちに向けた解毒剤ではなく、私たちの周りにあるすべての美しさと醜さを表現したものだ。」と本人が語るように、美しいと思う気持ちすら見透かされているようで生々しく、それゆえに親近感や安堵を感じさせるのがゴンザレスのピアノなのだ。


01. Treppen
02. Pretenderness ♪ 
03. Prelude In C Sharp Major ♪ 
04. Famous Hungarians ♪ 
05. Chico
06. Nimbus
07. Be Natural ♪ 
08. Ellis Eye ♪ 
09. Present Tense
10. Cactus Impromptu ♪ 
11. Lost Ostinato
12. Blizzard In B Flat Minor ♪ 
13. October 3rd ♪ 
14. Kopfkino
15. Whist

total playing time: 38:28


  • Facebook
型番 GENTLE020CD 輸入盤/デジパック仕様
価格 1,990円(税込)
在庫状況 3