チャーミングを絵に描いたような歌声。春のまどろみのような。楽器の音色も何だかすべてが柔らかく響く。小粋なスウィングは小鳥のさえずりのような。

両親は北欧系のアメリカ人。「ブロッサム」は本名。産まれたときに兄が満開の桃の花を持ってきたことから付けられたとか。そんなエピソードも微笑ましく、女性として好きになってしまいそうな自分が居ることに気づくはず。狙ってかどうか、春の曲がいくつか。この1956年のアルバムは弾き語りシンガーとしての本格的デビュー作。多くの人に愛されるシンガー、ブロッサム・ディアリーを聴くならまずはここから。

→ブロッサム・ディアリー関連作品


01. 'Deed I Do　♪　
02. Lover Man (Oh Where Can You Be)
03. Everything I've Got
04. Comment Allez Vous
05. More Than You Know
06. Thou Swell　♪　
07. It Might As Well Be Spring　♪　
08. Tout Doucement　♪　
09. You For Me
10. Now At Last　♪　
11. I Hear Music
12. Wait Till You See Her
13. I Won't Dance
14. A Fine Spring Morning　♪　
15. They Say It's Spring
16. Johnny One Note
17. Blossom's Blues

ブロッサム・ディアリー（vo,p）／ハーブ・エリス（g）／ケニー・バレル（g）／レイ・ブラウン（b）／ジョー・ジョーンズ（ds）／エド・シグペン（ds）
録音：1956、59年（モノラル録音）

total playing time: 47:56

歌詞・解説付き。高音質SHM-CD仕様（すべてのCDプレイヤーで再生可能）での2016年再発盤。