泣くなら泣けばいい。まさにブルーなこんなアルバムを聴きながら。
日本人に愛されたオランダ人シンガー、アン・バートンの代表作(67年作)にして、白人ジャズ・ヴォーカル作品の最高峰と言いたい1枚です。低音域で情感あふれるその歌声に身も心もどっぷりと浸かりたい、そんな気持ちにさせるバラードばかり。誰にとっても、人を愛することは人生に於いて重要な事件であることに間違いないもの。かなわぬ恋の歌(トーチ・ソングと言います)を中心に選曲されたこのアルバムは、失恋した時に聴いたら本当に泣いてしまうかもしれません。伴奏のルイス・ヴァン・ダイクの冴えまくったピアノ・プレイも、その思いを一層強くするかのよう。
01. I can't Give You Anyhthing but Love
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02. Go away Little Boy
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03. He Was too Good to Me
04. But not for Me
05. It's Easy to Remember
06. You've Changed
07. The Good Life
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08. In the Wee Small Hours of the Morning
09. Sunny
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アン・バートン(vocal)、ルイス・ヴァン・ダイク(piano)、ジャクエス・スコルス(bass)、ジョン・エンゲルス(drums)、ピエ・ノールディク(alto sax)
total playing time: 39:14
解説・歌詞付き。Blu-spec CD2(通常のCDプレイヤーで再生できる高音質CD)仕様の2013年再発盤。1999年DSDリマスタリング。