"This is the time to be slow,
Lie low to the wall
Until the bitter weather passes."
いまは歩みを緩め
壁の傍にじっとたたずむ
厳しい雨風が通り過ぎるまで
(excerpt from Benedictus by John O'Donoghue)
バリトン・サックスとチューバという、低音楽器のデュオ。ブラスバンドやオーケストラでは屋台骨を支える骨太な音色のこの楽器たちは、そもそも音の始まりの部分(サックスならリード、チューバなら唇)が物理的に大きいため小さな音を出すのが難しいのですが、溶け合うように柔らかで繊細な響きを聴かせてくれています。
サックス奏者・竹内理恵は、海藻姉妹、シカラムータ、ガラヤポリモ等のメンバーとして、チューバ奏者・ギデオン・ジュークスは、Orquesta Libre、渋さ知らズ等のメンバーとして活躍。ここでカヴァーされているのはイギリスからモンゴル、アイヌ、讃美歌などの伝統音楽。ジャケットに引用された上記の詩、そしてIsolation=隔離というタイトル。そのサウンドは少し奇妙で優しく、コロナ禍で強いられる生活に付き添ってくれる心強い味方となってくれるはず。
01. The Black Heath
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02. John of the Greeney Cheshire Way
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03. Tatlagiin Kholboo
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04. Chaconne in D Minor
05. Iomante Rimse
06. Dormition of the Mother of God
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07. Praise to the Lord
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08. Travel to the Island
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total playing time: 40:00