『Creatures Of The Deep』(2017年)
『Black Sarabande』(2020年)の2作品で自伝的かつ静謐な音世界を作り上げてきたロバート・ヘイ。その三部作の最後にして、彼の音楽活動の最終作でもあるという本作は、過去2作品よりも穏やかさが増したような印象です(11曲目のみ少し強めのストリングスがはいりますが演出的な意味合いもあるかと)。災禍や激動の只中にあっても人間の強い精神力と機知は不屈である事を表したという楽曲は、日々の営みであったり人生や歴史の1ページであったりすることでしょう。"Human Remains"というタイトルには、人が残すものは希望であってほしい、そう願ってやまない、そんなメッセージがあるかのように感じます。
01. Beginner's Mind
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02. Twilight Flowers
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03. Waltz on Treated Wire
04. Contour Lines
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05. Rainy Season
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06. Lost Albion
07. Like a Shadow
08. Still Life with Moving Parts
09. The Fourth Man
10. Signs of Life
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11. The Nocturnals
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12. Baroque Atom
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13. On Terminus Hill
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total playing time: 40:25