並ぶ者のいない名歌手ナット・キング・コール。ストリングスとヴォーカルのビロードのような大海原。その甘い歌声と芳醇なサウンドに対しては、「聴く」ではなく「浸かる」と表現した方がいいかもしれません。”Love Is The Thing”。邦題『恋こそはすべて』。1956年の大人のバラード・アルバム。すべての恋する人たちへの贈り物。ヴィクター・ヤングの01「When I Fall In Love」、ホーギー・カーマイケルの02「Stardust」は絶品カヴァー。08「I Thought About Marie」の弦の厚み。20世紀半ばアメリカ音楽の産物。幸せが側に横たわるようなナット・キング・コールの音楽はホットワインのように身も心もぽかぽかとさせてくれるでしょう。特に今、恋をしている人には。
01. When I Fall In Love
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02. Stardust
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03. Stay As Sweet As You Are
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04. Where Can I Go Without You?
05. Maybe It's Because I Love You Too Much
06. Love Letters
07. Ain't Misbehavin'
08. I Thought About Marie
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09. At Last
10. It's All In The Game
11. When Sunny Gets Blue
12. Love Is The Thing
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ナット・キング・コール(vo)、ゴードン・ジェンキンス(arr, cond)・オーケストラ
録音:1956年 モノラル録音
total playing time: 36:41
解説、歌詞付き。高音質SHM-CD仕様(すべてのCDプレイヤーで再生可能)での2022年再発盤。