米Pitchfork『The 50 Best Ambient Albums of All Time』(
→*)にも選出され、2019年に再発されて話題となった『Neighborhoods』(1975年作/CDは現在完売)に続き発掘された、同時期の未発表音源集。
1923年に生まれ95年に亡くなったアーネスト・フッドは、病によってジャズ・ギタリストの道を断念した経緯を持つ音楽家であると同時に、郷土史の研究家でもあったといいます。1972〜82年にかけ録音されたこれらの楽曲は、町の記憶であった『Neighborhoods』よりスケールが広がり、オレゴン州の広大な自然がモチーフに。鳥の声や雨の音などが取り込まれている楽曲がいくつかあり、彼が奏でるシンセやツィターとともにオレゴンの森の中で白昼夢を見ているような気持ちにもなります。『Neighborhoods』同様ここに録音されているものは音楽を超えたかけがえのない記憶の結晶。アーネスト・フッドが見つめた自然、人々の姿。それは私たちの心を揺さぶるものであることでしょう。
[DISC 1]
01. Noonday Yellows
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02. Rain
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03. Dusk
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04. The Jantzen Rag (Raccoons)
05. Pleasant, This Garden
06. Bedroom of the Absent Child
07. Into The Groves
08. Warm Pathways
09. Sunny Banks
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10. Fragrant Duff
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11. Beaver’s Pond
12. Untitled
[DISC 2]
01. Open Fields
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02. Where the Woods Begin
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03. Train to Grass Creek
04. Shadows on the River
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05. Riffles
06. Hay Zephyrs
07. The Sleeping Gorge
08. Salmonberry
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09. The Distant Hill
10. Watercourse
11. The Mosses
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12. Cloud Across the Field
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13. Little Bug
14. Sitka
15. Scintilla
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16. Old Covered Bridge
17. The Brophy Road
total playing time: 33:34/56:47
※輸入盤に日本語帯、松永良平氏(リズム&ペンシル)による解説が付いた国内流通仕様。CD版は17曲のボーナスディスク付き2枚組となっています。