「Speak」と名付けられた吐息のような小品で始まり終わるセカンド・アルバム(2020年作)。『Winnow』というアルバムタイトルには、余計なものをふるい分けより良い状態になることの意味合いが。
ピアノのソロだった1作目とは異なるストリングスとドラムが入った編成。またグランドピアノを使用し作曲を経ることによって、より情景的な作品となりました。縛られることなく自由であることが願いであるように、その音色に身をゆだねているとどこか濁った部分が洗い落とされていくような感覚になります。前作と同じく画家Gregory Euclideによるアートワークには、朽ちた葉の葉脈の美しさが溶け込み(立体的な作品を作るアーティストなのでこの枯葉も本物を使っているかと)アルバムの透き通るような美しさをいっそう彩っている印象です。
01. Speak, pt. 1
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02. Captive
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03. Seasons
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04. Haze
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05. Unravel
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06. Void
07. Unravelling
08. Hew
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09. Speak, pt. 2
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total playing time: 38:41
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