ピアノとチェロによる「夜のうた」。静かな世界が、無言の夜にそっと響きます。

北欧のピアニスト、ケティル・ビヨルンスタとチェリスト、スヴァンテ・ヘンリソンの2011年デュオ作。
本作はシューベルトに捧げたというアルバムであり、ロマン派的な郷愁誘う叙情感を現代的な感覚で再構成したと言ってよい作品です。紺青の宵から漆黒の闇夜、そして白む朝へと、静かな物語を語るように淡々と連なる16の無言歌。ピアノとチェロは旋律と伴奏にはっきりと分かれている訳ではなく、またどちらの演奏も雄弁に語り過ぎることもなく、抑制された美が全編にわたって描かれています。


01. Night Song (Evening Version)　♪　
02. Visitor　♪　
03. Fall　♪　
04. Edge
05. Reticence　♪　
06. Schubert Said
07. Adoro
08. Share　♪　
09. Melting Ice
10. Serene
11. The Other　♪　
12. Own
13. Sheen　♪　
14. Chain
15. Tar
16. Night Song (Morning Version)　♪　

total playing time: 77:06

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