静かで熱いキューバの夜。
キューバやメキシコの伝統的リズムであるボレロを多人数のアンサンブルでゆったりと奏でる、静かな夜のための至福のアルバム。超絶テクニックで鳴らすゴンサロ・ルバルカバ(p)が、ここでは抑制されたプレイに徹している点が何より素晴らしく、フェデリコ・ブリトス・ルイスのふくよかなヴァイオリン、ジョー・ロヴァーノの哀愁あふれるテナーサックス、パット・メセニーのギター(02のみ)など、どれもがノクターン(夜想曲)というタイトルに相応しい叙情的かつ艶やかな響きを持っています。アルバムは終始一貫したテンポやムードに統一されており、ネオンの輝く街並みも、そこで繰り広げられる哀歓も、全て美しいフィルターに通して写される夢のように響きます。2000年録音。
01. En la Orilla del Mundo (At the Edge of the World)
♪
02. Noche de Ronda (Night of Wandering)
♪
03. Nocturnal
♪
04. Moonlight (Claro de Luna)
♪
05. Yo sin Ti (Me without You)
♪
06. No Te Empenes Mas (Don't Try Anymore)
07. Transparence
♪
08. El Ciego (The Blind)
09. Nightfall
♪
10. Tres Palabras (Three Words)
11. Contigo en la Distancia / En Nosotros (With You in the Distance / In Us)
total playing time: 66:43
解説付き。高音質SHM-CD仕様(すべてのCDプレイヤーで再生可能)での2016年再発盤。
→
blog
→
Charlie Haden関連作品