『冬の庭』というアルバム・タイトル。「ユリ」「雪の結晶」「オレンジの花」「午後の雨」など、自然にまつわる曲名。そこには美しい庭園を音に写し出そうとするフェデリコ・デュランドというひとりのアーティストの生活が見えてきます。

ブエノスアイレスの都会から引越し、山中の古い家に住むことを選んだフェデリコ。自然の中の住処で感じた理想のサウンドを作り上げるために行なったのは、カセットやオルゴール、シンセなどを庭に面した机の上に並べ、１回のテイクによって全てを録音し、後から編集もミックスもせず、その瞬間瞬間を捉えたという過程の音作り。それはできる限り自然の在るがままに近づこうとする行為に他ならない。流せば、静かに空気を震わせる冬の音。音の変化は僅かだが、しっかりとした意思を持つ。ここには自分だけの楽園が。

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01. Lilium　♪　
02. Florilegio　♪　
03. Figuritas de jade
04. Mariposas nocturnas　♪　
05. Jardín de invierno
06. Copos de nieve
07. Canción de las gacelas
08. Azahar
09. Un gran bosque rodea el monoblock　♪　
10. Ver a través del follaje
11. Tarde de lluvia　♪　
12. Las sierras se disuelven entre las nubes

total playing time: 46:16


日本でも人気を得るアルゼンチン気鋭のミュージシャン、フェデリコ・デュランドの2016年作。縦14.5cm×横17cmのシンプルで可愛らしいアートブックのようなジャケット装丁となっています。