内田輝は場所とともにアルバムを作る。それは「響き」を大事にしているからだろう。演奏家として紡ぐ響きと、調律師としての耳が求める響き。

録音は2015年、湯布院のカフェ＆ギャラリー「CREEKS.」にて。雨上がりの夜。“yufuin silence feat. akira uchida”とクレジットされているように、街の静寂を主役に即興で演奏されたピアノ・ソロ・アルバム。

音の録音は自ずと、その音が共鳴した「場所」を残すことも含まれる。ピアノと美しく響く残響音と、そして誰かがたてた物音や通りの車の音などが聞こえてくる。それは記憶の記録であり、純度の高い思い出なのだ。


01. Somewhere But Here　♪　
02. Our True Story　♪　
03. Lets Get Lost
04. White Horse to Dawson Creek
05. Memento-Mori　♪　
06. Don't Shoot A Pianist
07. Lost & Found
08. Residence of Tomorrow　♪　
09. Flowers in Ruins
10. Don't Think Twice, It's Alright
11. Where the one time ends, Where that time begins
12. Still Crazy After All These Years　♪　
13. No-Where Now-Here

total playing time: 59:02

→akira uchida website
→CREEKS.