美しい仄暗さがあることを教えてもらったのは、このアルバム。メランコリック。古い記憶を思い起こさせるような繊細なタッチの曲想。抑えられた音数。そのピアノの音色は少しフォーカスがぼやけていて、まるでジャケットのような粒子の粗い写真を眺める時の感覚に似て――。
どこか憂いを持つシンプルなドビュッシーとでも言い表せそうなピアノを弾くのがこのゴールドムンドです。ピアノの陰にはほんの僅かな電子音。ゴールドムンドは、Helios(ヘリオス)名義でもエレクトロニカな作風の活動をする、キース・ケニフのソロ・ユニット。深夜にひっそりと聴くのもいいですが、曇りの日の憂鬱さに程よく合うのでは。
01. Image-Autumn-Womb
02. In A Notebook
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03. Finding It There
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04. Subtle The Sum
05. Threnody
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06. Now
07. The Winter Of 1539-1540
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08. Ouendake
09. John Harrington
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10. Apalachee
11. The Gardener
12. Mound Builders
13. Gifts
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14. Clement Danes
15. Evelyn
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total playing time: 56:04
【雨と休日限定特典】
雨と休日限定特典としてジャケット画のポストカードをお付けしております。