ジャケットには、亡き祖父が描いた静物画。静物画を描くように、ピアノで日々を描く。
一日一日を綴るように、ハルカナカムラは自宅のアップライトピアノに向かい約1ヵ月半の間レコーディングのために籠りました。普段の演奏活動の旅の中で生まれたこれらの曲たちは推敲され、試行錯誤する毎日の日記を(制作における大事な作業として)公開しながら、アルバムとして形作られていきました。
完全なソロ作としては『twilight』以来10年ぶりとなる新作は、「灯台」と名付けられた自主レーベルからの初のリリース。鍵盤やペダルの音、そして窓の外の街の音も取り込まれた、ミュートしたアップライトピアノによる録音。晴れの日も、雨の日も、傍に置いておきたい、これまで以上に日常に寄り添った作品となりました。2枚分の録音を残しており、秋には続編『スティルライフII』もリリース(→
こちら)。自ら撮ったポラロイド写真をあしらった特製紙ジャケット仕様。点線を折って組み立てると飾れるような仕組みになっています(画像4参照)。
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灯台(スティルライフ・制作日誌)
01. あくる日
♪
02. ある光
03. 新しい朝
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04. うたかた
05. 君のソネット
06. Fly
07. 春からの電話
♪
08. イーゼルを見据えて
09. サムタイム
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10. 風が通り過ぎていく季節
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11. 雨の日のために
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12. アンソロジー
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13. たしかな声
14. 17時と街
15. 予告灯
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total playing time: 54:22
■続編『スティルライフII』 →
こちら
◆アップライトピアノの魅力をこちらで→
テーマ【アップライトピアノの仄かな輝き】
◆制作途中、同じピアノで録音した「雨」を収録。雨と休日オリジナル・コンピレーション→
『静寂の隣人たちへ』