「BGM LAB.はBGM(背景音楽)のための音楽研究室です。」
2016年からスタートした宮内優里と木原健児(a.k.a. Sphontik)によるユニット「BGM LAB.」は、例えば読書などのバックで流れているのにちょうどいいような文字通りのBGM(Background Music)を、現代において追及しているユニットです。一言でBGMと言っても、スーパーで流れているようなものとも、ドラマのサントラのようなものとも違います。存在感がありつつも主張し過ぎることがなく、影に回る役割でありながら音楽的に優れている。その絶妙なポジションをイベントや作品リリースによって試行錯誤しているのがBGM LAB.なのです。FLT=FLOATをテーマとした、1曲17分。緩やかな揺らぎに漂うような1枚。
01. FLT002
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total playing time: 16:21
BGM LAB.のCD作品は曲目も無く、情報は最低限。ジャケットには「calm」「inspiration」「concentration」「smooth」「refresh」の5項目が並び、本作は「inspiration」にチェックが入っています。グレーのスリーヴに白い紙が貼られたシンプルな作りですが、すべてハンドメイドでのシリアルナンバー入りとなっており、簡素な中にも手間がかけられているジャケットになっています。300枚限定生産。