ロンドン在住のサウンドクリエイターDale Berningが手掛けた、現代美術作家さわひらきの映像作品『Going Places Sitting Down』のサウンドトラック。水の音、時計、オルゴール、ウィンドベルなど、実際に撮影に使った田舎の家とその庭にある音を加工し構成されています。
家の中、何もせずにいると耳に入ってくるごくありふれた音たち。ノスタルジックな思いを連想させるもの、何の音かわからないけれど絶えず鳴っているもの、あるいは電子的なノイズも混じり…。前衛的でありながらすべての音が生活に密着している。静けさの中にある音を聴くことによって静けさを意識する、サウンドアート的作品。吉村弘などの環境音楽ファンにもお薦めしたい傑作です。
01 Vase
02 Room
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03 Swimming
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04 Carpet
05 Shadow Moving
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06 Another One
07 Piano
08 Fireworks
09 Beat
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10 Jungle
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11 Central Heating
12 Oven
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13 Ship and Camel
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14 Keyhole
total playing time: 39:31
長らく廃盤となっていたFLAUの初期カタログの一つがDale自身が書き下ろした新装アートワークで14年ぶりにリイシュー。FLAUレーベルオーナーもレーベルを始めるきっかけとなったと言う1枚。旧盤『The Horse and Camel Stories』リリースの際に追加されていた5曲が省かれ、純粋なサントラとしてのリリースとなりました。