ウィズ・ストリングスの愉楽。
オランダのジャズ・レーベル「Timeless」とその傘下「Limetree」の音源を使った店主選曲コンピレーションアルバム
『Lunchtime Jazz Vol.2』。そこに絶対入れたいと思いつつ制作時には権利の関係で収録できなかった本作の音源が国内CD化。アメリカよりもクラシック音楽の土壌があるヨーロッパでは、ジャズにおいてもオーケストラとの共演作品が多く生まれています。そんな数多のウィズ・ストリングス・アルバムの中でも、上品さと聴きやすさと程よいスウィング感が揃ったおすすめ盤。ムードを楽しむよう静かに流してもいいし、音量を上げてハイファイ的に楽しんでもいい。03のみややアップテンポですがそれでもこの流麗さ。同郷であれば、ピム・ヤコブス、ルイス・ヴァン・ダイクと並ぶ名ピアニスト。「オランダのオスカー・ピーターソン」との異名もとるレックス・ヤスパーの’86年Limetree盤。ゆったりした音の波に包まれるようなひとときに浸ることができます。
01. A Time For Love
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02. Up With The Lark
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03. There Is No Greater Love
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04. Two For The Road
05. The First Steps
06. Once Is Not Enough
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07. In The Wee Small Hours
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08. Invitation
レックス・ジャスパー(p)、エドウィン・コルジリウス(b)、エド・シグペン(ds)、メトロポール・オーケストラ
録音:1986年
解説付き
total playing time: 37:53