日本のアンビエント・ミュージック・シーンにおける最重要人物のひとりであり、柴野さつきとの諸作でも知られる尾島由郎の1988年デビュー作。東京・青山にある複合施設「スパイラル」のBGMとして作られた音楽集です。
建築家・槇文彦によって設計され1985年にオープンしたスパイラル。そのビジュアルアート、演劇、音楽、デザイン、ファッション、ライフスタイルなど、幅広いジャンルの洗練された文化的提案を行う拠点というコンセプトに沿った環境音楽としての各曲。シンセから自然音まで様々な音で構成された曲たちは、スパイラルの構造と同じように繋がり合い螺旋状に回り巡っていく。生活の中で静かに流すべく音楽でありながら、80年代東京の都市観であったり流行であったりがうっすらと透けて見え、今も刺激的に聞こえてくる音楽集です。
"Please listen to this album at around the same volume as daily life sounds such as air conditioners and refrigerators."――「このアルバムは、エアコンや冷蔵庫などの生活音と同じくらいの音量で聴いてください」尾島由郎
[ Disc 1 ]
01. Entrance
02. Esplanade [LIVE]
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03. Float On
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04. Glass Chattering
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05. Entomology (misfortune)
06. Flius
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07. Mensis
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08. Serene
09. #1 (11-02)
10. #4 (11-10)
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[ Disc 2 ]
01. Les Trois Grâces
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02. Evocations
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03. Orientate
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04. Pulse at Soothe
05. Parjanya
06. Entomology (Let's GO-GO)
07. Atrium
08. Market
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09. Sealed
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10. Signe (Ambient Mix)
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total playing time: 72:32/71:46
見開きの3面デジパック仕様。尾島由郎自身による1988年当時と2019年の解説付き(英語/日本語)
※在庫限りの販売となります(2024/11/14)