「ポスト・クラシカル」という言葉がひとつのジャンルとして確立されてから、ニルス・フラームが作る音楽は常にその中心に在り続けています。本作は2009年から2021年にかけて録音されたほぼ未発表のピアノ曲集(2021年リリース作)。とは言え「残り物」ではなく長年実現したかったアルバムだと本人は語ります。いくつかの作品で見られた実験性は控えめに、いくつかの作品で見られた叙情性がメインに。一歩引いたところから自分を、世界を見る、静かな熱量。ピアノが作り得る世界の広さ、それを改めて感じる一枚です。
「(このアルバムは)私の音楽的な考え方や演奏方法のすべてを解剖したもの」「12年間取り組んできたアルバムで、ようやく十分な素材が揃ったんだ」――ニルス・フラーム
[ disc A ]
01. 4:33 (a tribute to john cage)
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02. Late
03. Berduxa
04. Rain Take
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05. Todo Nada
06. Weddinger Walzer
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07. In the Making
08. Further in the Making
09. All Numbers End
10. The Idea Machine
11. Then Patterns
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12. Corn
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13. New Friend
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[ disc B ]
01. Nils Has a New Piano
02. Acting
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03. As a Reminder
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04. Iced Wood
05. Strickleiter
06. The Chords
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07. The Chords Broken Down
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08. Forgetmenot
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09. Restive
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10. Old Friend
total playing time: 41:05/38:18