彼にかかれば「A列車で行こう」だってこんなにも洒落た歌に。
低音の魅力、渋みをよしとする男性ヴォーカル・ファンなら1枚は持っておきたいジョニー・ハートマン。ジョン・コルトレーンとの共演作で知られる彼ですが、ジャズだけでなくポップスやカントリーなんかも歌う器用さを持っているのが魅力の一端。そのためかどこかジャズ臭さがなく、かと言って人気に日和ったところもない、絶妙な立ち位置にいるシンガーです。
オーディオ・ファイルからの本作のリリースは1998年ですが、録音そのものは1978年。ラジオ番組のために録音された音源なのだそう。アップテンポの曲は20曲中2曲ほど。ときに熱い想いを、ときに切なさを込めるスタンダード曲をピアノ伴奏をメインに丁寧に歌い上げている、まったりと居心地の良いヴォーカル・アルバムです。
01. I'm Glad There Is You
♪
02. What Is This Thing Called Love?
03. The Morning After
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04. I Concentrate On You
05. Take The "A" Train
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06. Miss Otis Regrets
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07. Thank You For Everything (Lotus Blossom)
08. Anything Goes
09. Lush Life
10. You Better Know It
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11. Easy To Love
12. Warm Valley [Lyrics: Larry Carr]
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13. Warm Valley [Lyrics: Bob Russell]
14. Just One Of Those Things
15. My Little Brown Book
16. Let's Do It (Let's Fall In Love)
17. While We're Young
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18. I've Got You Under My Skin
19. Satin Doll
20. Ev'ry Time We Say Goodbye
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ジョニー・ハートマン (vo)、ルーニス・マックグロホン (p)、テリー・ラジッター(b)、ジェイムズ・ラッキー(ds)
録音:1978年
※「プログレッシヴ・オリジナル・ジャズ・コレクション」シリーズ2025年再発盤/最新デジタルリマスタリング/解説付き
total playing time: 60:55