Vince Guaraldi Trio / Jazz Impressions of "A Boy Named Charlie Brown" (Expanded Edition)

1960年半ばのアメリカで放映が始まったアニメ版「ピーナッツ」に先立ち企画された、原作者チャールズ・シュルツのドキュメンタリーのために録音されたのがこのアルバムで聴ける演奏です。ピアノ演奏は西海岸で活躍していたジャズマン、ヴィンス・ガラルディ。シンコペーションを多用する独特の演奏とポップなセンスによる曲作りが、大人びたピーナッツのキャラクターたちと見事なマッチングを奏で、時代を超えて愛されている所以となっています。

結局そのドキュメンタリーはテレビ放映されることなくこのサントラのみが発売。そして後のアニメのBGMに使用されました。スヌーピーのサントラはまた、格好のジャズ入門盤でもあります。髭のおじさんが作ったその親しみやすい音楽は音楽ファンだけでなくミュージシャンからも多くのリスペクトを受け、可愛らしくも本格的なジャズとして質の高いものであったことが証明されています。

コミック生誕75周年を記念して発売されたのが今回のエクスパンデッド・エディション。11曲の未発表トラック(アウトテイク)を含む16曲をディスク2に追加し、さらにCDとしては初めてオリジナル・ジャケットがメインにデザインされた仕様になっています(これまでのCDはチャーリー・ブラウンが野球のマウンドに立っているイラストでした)。ブックレットには「ピーナッツ」マニアでありヴィンス・ガラルディについての著作もあるDerrick Bangによる新規ライナーノーツと、アニメの総合プロデューサーであり同作のクリスマス名曲「Christmas Time Is Here」の詞を書いたLee MendelsonやオリジナルLPのライナーノーツが掲載。グラミー受賞者でもあるエンジニアPaul Blakemoreによる最新リマスタリングが施されています。


[Disc 1] original "Jazz Impressions of A Boy Named Charlie Brown" (Remastered 2025)
01. Oh, Good Grief! ♪ 
02. Pebble Beach ♪ 
03. Happiness Is ♪ 
04. Schroeder ♪ 
05. Charlie Brown Theme
06. Linus and Lucy ♪ 
07. Blue Charlie Brown
08. Baseball Theme ♪ 
09. Freda (With the Naturally Curly Hair)

[Disc 2]
01. Linus And Lucy [Studio Test]
02. Linus And Lucy [Take 3]
03. Happiness Theme (Happiness Is) [Take 4] ♪ 
04. Pebble Beach [Take 7] ♪ 
05. Baseball Theme [Take 1] ♪ 
06. Oh, Good Grief [Take 1]
07. Schroeder [Take 3]
08. Baseball Theme [Take 2]
09. Oh, Good Grief [Take 1/Later Session]
10. Schroeder [Take 2]
11. Blues For Peanuts (Remastered 2025)
12. Charlie Brown Theme [Take 4]
13. Blue Charlie Brown [Take 1]
14. Frieda (With The Naturally Curly Hair) [Take 1] ♪ 
15. Fly Me To The Moon (Remastered 2025) ♪ 
16. Autumn Leaves (Remastered 2025)

Vince Guaraldi (piano), Monty Budwig (bass), Colin Bailey (drums)
録音:1964年
total playing time: 33:34/61:14



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品番 CR00875 輸入盤CD(2枚組)
価格 4,090円(税込)
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