奇才として語られるピアニスト、グールドが「もっとも魅力的」と好んだのがこの16世紀イギリス・ルネッサンス期の作曲家オーランド・ギボンズとウィリアム・バードの作品です。感情の起伏を抑えたような淡々とした演奏が、単純な曲想と相まってリラクゼーションをもたらす隠れた傑作盤。独自の解釈による演奏は、テンポも遅く、いわゆる「グールド節」と言えるものですが、彼によるバッハ以前の作品の演奏はあまり知られることが無いため、目隠ししたらグールドとは判らないかもしれません。タイポグラフィによるジャケットのデザインも秀逸です。
→
blog
William Byrde(1543-1623):
01. First Pavan and Galliard
♪
Orlando Gibbons(1583-1625):
02. Fantasy in C Major
♪
03. Allemande (Italian Ground)
♪
Byrde:
04. Hughe Ashton's Ground
05. Sixth Pavan and Galliard
♪
Gibbons:
06. Lord of Salisbury Pavan and Galliard
♪
Byrde:
07. A Voluntary
♪
08. Sellinger's Round
グレン・グールド(ピアノ)
録音:1967〜1971年
total playing time: 43:01
“グレン・グールドの芸術”シリーズ2022年再発盤。Blu-spec CD2仕様(通常のCDプレイヤーで再生できる高品質CD)
※品切れ後の次回入荷にはお時間がかかる場合がございます。