眼鏡の奥に企みを滲ませるこの男は、さっきまで人を笑わせていたかと思ったら、真面目な顔をしてボサ・ノヴァなんか歌ったり―――

イギリスのコメディアンにしてミュージシャンであるアール・オキン。1947年生まれの彼はここ日本では無名ながら、コメディアンとしては大ベテラン。ミュージシャンとしてはポール・マッカートニー率いるウィングスの前座を務めたり、ジョージィ・フェイムやヘレン・シャピロに楽曲を提供するなど、自ら歌うだけでなくソングライターとしても高い評価を得ているという人物です。本作（邦題『アール・オキンの眠れぬ夜のボサノバ』）はもともと1999年から2000年にかけて録音された自主制作盤で、当時はライヴ会場などでしか売られていなかったもの。ジョアン・ジルベルトやチェット・ベイカーを思わせるスタンダードなボサ・ノヴァやジャズと、自作曲（特にラスト16はこれぞ英国産ポップスという感じの名曲）を織り交ぜた16曲。飾らないサウンドとなでるような歌声に気持ちをほだされる、粋で洒落たボッサ＆ジャジーな夜に、あなたは何を想う…？


01. Madrugada (Spirit of Dawn)　♪　
02. Love Me or Leave Me
03. Bahia　♪　
04. Some Other Dream
05. O Grande Amor
06. Guitar Samba (Samba Do Violao)　♪　
07. Pitter Panther Patter
08. Que Linda!
09. Something in the Air
10. Love and Roses
11. Here's Tomorrow
12. Every Time We Say Goodbye　♪　
13. Corcovado　♪　
14. When the Music Fades Away　♪　
15. Insensatez
16. Yesterday's Wine [Bonus Track]　♪　

total playing time: 71:08

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