ギターは独学ながら、クラシックやジャズのコード感を取り入れた複雑なメロディ。静まりゆく熱気のような、気怠さと幸福感が入り混じった余韻を残すキューバン・ギター。
クールなキューバ音楽「フィーリン」。形式も無く、名前どおり感覚を重視されたフィーリンの創始者のひとりであるギタリスト、ニコ・ロハスの1964年作。ヴォーカル無しのスタイルはフィーリンのムーヴメントの中では特異ですが、「クラシック的な手法をフィーリンに取り入れるべきである」と主張した彼の作品にはときにドビュッシーのような響きも。非常に高度な技術が必要とされ、フィーリンの範疇に限らず、現代のクラシック界における南米ギター作品のレパートリーとしても取り上げられることからも彼の音楽の成熟度が窺えます(
『キューバのギター音楽』参照)。
01. GUAJIRA A MI MADRE 母へ捧げるグアヒーラ (Guajira)
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02. HOMENAJE A BEBO ベボに捧ぐ (Mambo)
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03. HELENITA Y JORGITO エレニータとホルヒート (Motivo de Danzon Moderna)
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04. SALDIGUERA Y VIRULILLA サルディゲーラとビルリージャ (Rumba)
05. FRANCITO Y ALFONSITO フランシートとアルフォンシート (Cha Cha Cha Infantil)
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06. TRES PALABRAS 3つの言葉 (Cancion)
07. RETRATO DE UN MEDICO VIOLINISTA あるメディア人ヴァイオリン弾きの描写 (Preludio en Forma de Fantasia)
08. ALLA EN EL RANCHO GRANDE ランチョ・グランデ(大きな田舎家) (Corrido Mexicano)
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09. RITMICO A MI PADRE 父へのリズム (Preludio Mambo)
10. LILLIAM リジィアム (Romanza)
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11. EN EL ABRA DEL YUMURI ユムリ谷にて (Bolero Ritmico)
12. PATALEO DE UN NINO CON RITMO 子どもの地団駄のリズム (Mambo)
total playing time: 41:47
※商品詳細画像は初回プレス版です。現在流通されているものは簡易の紙ジャケットに表裏を貼り合わせたような作りになっております。ご了承ください。