ほろ苦いコーヒーをさらに味わい深くする音楽。サラ・ヴォーンやカーメン・マクレエとともにジャズ・ヴォーカル御三家と呼ばれたエラ・フィッツジェラルドが、”ミスター・ヴァーチュオーゾ”こと名手ジョー・パスのギター伴奏のみでブルージーにじっくりと歌うアルバム(73年作)。ダイナミックな歌唱だけでなく、バラードこそが歌手としての技量を試されるところですが、やはりエラは偉大な歌手でした。円熟味と親密な空気感を持った、渋みのあるヴォーカル作品として一級品。デュオ作品としての緊張感も本作の醍醐味です。
01. Take Love Easy
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02. Once I Loved
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03. Don't Be That Way
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04. You're Blase
05. Lush Life
06. A Foggy Day
07. Gee Baby, Ain't I Good To You
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08. You Go To My Head
09. I Want To Talk About You
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エラ・フィッツジェラルド (vo)
ジョー・パス (g)
録音:1973年
total playing time: 37:46
解説、歌詞付き。高音質SHM-CD仕様(すべてのCDプレイヤーで再生可能)での2023年再発盤。