19世紀の終わりから20世紀初頭にかけてアメリカで流行した、ジャズの発祥とも関係のある黒人音楽のスタイル「ラグタイム」。本来ピアノで演奏されるラグタイムを、これまでに様々なギタリストが編曲し各々のスタイルで演奏してきましたが、1台のギターでは物理的な限界があったのも事実。そこでピアノをふたつのパートに分け、2台のギターで演奏することを考案したのが、60年代フォーク・リヴァイヴァル・ムーヴメントの中心人物デイヴ・ヴァン・ロンクであったとされ、それを実行したのがこのデヴィッド・レイブマンとエリック・ショーエンバーグのデュオです。
かくしてふたりの演奏はラグタイムの本質を見事にギターで再現したものとなりました。肩に力が入ったような演奏は皆無。ラグタイムが持つ粋でリラックスした魅力に溢れています。ラグタイム・ギターの偉大な金字塔とも言われるこの1枚、コーヒーのお供に是非。(1971年録音)
01. Maple Leaf Rag
♪
02. Hot Chocolate Rag
♪
03. Stoptime Rag
04. Red Carpet Rag
♪
05. Ragtime Oriole
♪
06. Wedding of the Painted Dolls
07. Kitten on the Keys
♪
08. At a Georgia Camp Meeting
♪
09. Temptation Rag
10. Eccentricity
11. Dill Pickle Rag
total playing time: 33:01
[ Smithsonian Folkways Custom CD について ]
アメリカが誇る学術施設、スミソニアン博物館の音楽レーベルである「スミソニアン・フォークウェイズ」は、かつて「フォークウェイズ・レコーズ」として1948年に設立されたレーベルを前身とした、アメリカのフォーク・ミュージックを中心に世界各地の現地録音などによる歴史的価値のある音源をアーカイヴする非営利レコード・レーベルです。フォークウェイズが所有する膨大な量の作品をCD-Rとして受注生産/販売する「Custom CD」は、CDプレイヤーで再生できる音楽データの他に、オリジナルのライナーノーツ等をPDFファイルでデータ収録しています。CDケースは共通の黒の見開き紙ジャケットに、オリジナルのジャケット画と曲目等を印刷した紙が貼られた作りになっています。
→特集:スミソニアン・フォークウェイズ
こちらの商品はCD-Rです。プレイヤーによっては正しく再生できない場合がございます。「Smithsonian Folkways Custom CD」は音源データに保護がかかっておりファイル上では表示されません。PCでの再生には音楽再生ソフト(Windows Media PlayerやiTunes等)をご利用ください。あらかじめご了承の上、お買い上げくださいますようお願いいたします。