エゴン・シーレへの羨望。どんなに醜いポーズでも美しいと思わせてしまうその線の歪さ。違和感と親近感が混じった強い印象を与えるその色彩。若さゆえの衝動。強烈なエロス、タナトス――。
現在はソロで活動するレイチェル・グライムスが中心メンバーだった室内楽アンサンブル・ユニット、レイチェルズ。本作は画家シーレの生涯を描いた演劇の劇伴として作られた1995年の作品。快楽と苦悩の美を描いたその音楽は、美とは何かを問いかけ続ける。シーレの絵があしらわれた装丁も美しい。
01. Family Portrait
♪
02. Egon & Gertie
♪
03. First Self-Portrait Series
04. Mime Van Osen
♪
05. Second Self-Portrait Series
♪
06. Wally, Egon & Models in the Studio
♪
07. Promenade
08. Third Self-Portrait Series
09. Egon, Edith & Wally Meet
♪
10. Egon & Wally Embrace and Say Farewell
11. Egon & Edith
12. Second Family Portrait
total playing time: 47:09