海の、風の、時の流れの。海から森へ。彼方が見え隠れする世界。その中で暮らす人々へ。
近年haruka nakamuraのライヴに参加する機会が増え、バンドCASAのメンバーにも加わったbaobabは、中世やルネッサンス期の古楽器を作り歌うマイカとミライの兄妹によるユニット。現代の楽器とは作りも奏法も異なる古楽器の響きはまっすぐと澄んだもので、歌とともにharuka nakamuraのサウンドと相思相愛の調和を聴かせています。一年中各地を旅するように音楽活動を続けるharuka nakamuraにとって、その土地とそこに住む人々は共感の的でありインスピレーションの源。親密なコラボレーションから生まれたこのアルバムは、大分・山香にある「カテリーナ古楽器研究所」そして「カテリーナの森」を拠点とし、自然の中での暮らしやものづくりとともにある音楽を発信するbaobabと、そこに巡り会ったharuka nakamuraによる、自然と人へのうつくしく力強い賛歌となっています。
18.5×18.5cmの大判ジャケット。海とカテリーナの森を写した川内倫子による写真がブックレットに散りばめられています。歌詞付き。
01. カナタ
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02. Fall
03. 永遠と1日
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04. 夜の木
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05. Skye boat song
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06. つむぎ
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07. TRAD
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08. Light of dance
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09. 嵐のあとに
10. カテリーナの讃美歌
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total playing time: 61:58
<プロフィール>
baobab [ Maika: Vocal, Fiddle / Mirai Matsumoto: Vocal, Guitar etc. ]
→baobab official site
2004年結成。Maika(歌/フィドル)と、古楽器製作家でもある松本未來の兄妹ユニット。ものづくりや土に根ざした生活の中から生まれる音は、トラッド、古楽、フォークを自由なアレンジとスタイルで表現される。2007年のニュージーランド全20公演の海外ツアーを経て4枚のアルバムをリリース。自主制作でつくられたアルバムはインディーシーンでロングセラーを記録。CM、映画への楽曲制作も行う。これまでに数多くのミュージシャンとも共演を重ねる。カテリーナの森で、森全体を自らデザインし、自然環境と人、音楽やアートと暮らしの融合をテーマにした音楽祭”Sing Bird Concert"を14年間主催。その活動は多くの共感者を集め、地域からの表現発信の核となっている。2019年より、haruka nakamura 率いる「CASA」のバンドメンバーに加わる。
→baobab、カテリーナ関連作品一覧