独特の立ち位置にいる坂ノ下典正の音楽は、様々な音楽的要素を汲み込んで出来上がったもの。奏法も高度な7弦クラシックギターとアコースティックのフレットレスギターによる13曲。メロディは緩急ある軽快なダンスのように振る舞い、ギターの音色はその人柄同様に物腰柔らか。resonance musicのコンピレーション・アルバム
『ワルツ・フォー・ボーペイサージュ』に収録されたタイトル曲「Tram」(本作収録はリマスタリング音源)が制作のきっかけとなったこの2020年作は、ジャケットが物語るものが多いように感じ取れます。
そのジャケットのアートワークは、海岸に流れ着いた陶片でパターンデザインを作り上げるという2人組アートユニットguse arsによるもの。陶器であることから生まれる模様の親和性で、インテリアにも溶け込むような存在になることでしょう。(元となった陶片はCDのトレイに印刷されています。)
シングルレイヤーによるシンプルな<タイプa>と、どこを取っても同じ模様が無いように重ねられたというダブルレイヤーによる<タイプb>の2種類のジャケットで発売されています(収録内容は同じ)。
こちらは<タイプa>になります。<タイプb>は→
こちら
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guse ars
01. Lacy's Sigh
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02. 三筋の光
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03. El Noi De La Mare
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04. 旅のようなもの
05. Improvisation for Yae
06. Goodbye Poke Pie Hat
07. La Montagne
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08. Improvisation for Sui
09. Coma
10. May Sing
11. Not Your Fault
12. Very Early
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13. Tram
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total playing time: 51:13