8年ぶりとなるソロ・アルバム。トウヤマタケオは相変わらずのトウヤマタケオだ。「水」が底辺を流れるピアノ音楽集。それは坂の町、尾道へ住処を移したことに因る空気感。淡々と忙しい日々の、暮れの晩酌に。寂しくない孤独感が漂うようなそんな悠々自適さもある。温かさ、仄暗さ、珍妙さ、すべてを包み込み心地いい。あたりはしんとして。僕はここにいる。
01. 渡り migration
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02. 蝕 eclipse
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03. おひれはひれ rumors
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04. 車窓の雪 snow through the train window
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05. 秘密 secret
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06. 王と鹿 king and stag
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07. 給水塔 water tower
08. 蜥蜴と影 lizard's shadow
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09. 軽蔑 despise
10. 明るい部屋 camera lucida
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11. 掬う scoop
12. 晦 in the dark
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total playing time: 33:42
当真伊都子(コーラス/04)参加。ブックレットに「覚え書き」として記された各曲の詩片のような言葉を読みながらであると、一層味わい深く。