さながら現代のエラ&ルイか、ホーギー・カーマイケルが女性とデュエットした世界線か。
Lake Street Diveのレイチェル・プライスとギタリストのヴィルレイのグッド・オールド・タイミーなデュオによる2023年セカンド・アルバム(ファースト・アルバムは→
こちら)。ホーンが加わった編成は、前作に比べ少し時代を遡った1950年代あたりのヴォーカル名盤を模したような音作りに。古き良き音楽へのリスペクトをひしと感じさせるサウンドやウイットに富んだ歌詞、そして歌唱。おじいちゃんと呼べそうなベテラン奏者ばかりによる伴奏が醸し出す音の色気が何とも…!
そういったつまるところの「円盤の中の空気感」の作り方、完成度の高さに感服。そしてやりたいことをやって楽しんでいる彼らの姿を感じさせる1枚です。文字のレイアウトや色味にも古いレコード感が滲んだジャケット・デザインも抜かりなし。内ジャケにはヴィルレイによる各曲解説、そして歌詞カードが入っています。
01. Any Little Time
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02. Even in the Evenin’
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03. Is a Good Man Real?
04. Just Two
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05. Why Do I?
06. I’m Not Ready
07. Join Me in a Dream
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08. Hate is the Basis (of Love)
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09. A Love Song, Played Slow
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10. Just Me This Year
11. I’ve Drawn Your Face
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12. Goodnight My Love
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total playing time: 42:16