イタリアデザイン界の巨匠エットレ・ソットサスの建築ドローイングからイマジネーションを得て作られた本作。ソットサスのデザインは複雑さと簡潔さが見事なバランスで共存し、カラフルでありながら不思議な心地よさがあるのが特徴です。
『Habitat I』『Habitat II』という2枚のアルバムをまとめた2枚組。『I』でリスナーはまず「Entrance」というタイトルどおりの導入からその建物へと誘われます。部屋にあるもの、見えるもの、廊下、階段。『II』ではそこから派生した様々な事象…住む者の生活や庭の景観など。作曲家とパーカッション奏者というユニットだからこその独特なサウンドは効果音的でありつつ快適なリズムを与え、緩やかな実験性は生活に適度な刺激という潤いをもたらすことでしょう。例えばそれはモビールやししおどしと同じ役割を担う音楽と言えるかもしれません。吉村弘の『Music For Nine Post Cards』や『Surround』の系譜にあるとも言える本作。ジャケットのアートワークとともに空想邸宅へのインビテーションを楽しんでください。
[ Disc 1 ] "Habitat I"
01. Entrance
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02. Air Flows
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03. Botanique
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04. The Fountain
05. Four Glass Steps
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06. Moon Corridor
07. Curved Hallway
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08. Levitation Room
[ Disc 2 ] "Habitat II"
01. Seating (Welcome)
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02. Souvenirs
03. Catalog
04. Bedding (Four Layers)
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05. New Sway
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06. Blue Terrace
07. Wasserspiel
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08. Windspiel
09. Endless (Bonus Track)
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total playing time: 41:08/44:38