『Lunchtime Jazz』選曲時に見つけた1枚で、ようやくご紹介。43歳という若さでこの世を去ったカナダ系アメリカ人ギタリスト、レニー・ブローが1982年に残した良曲揃いの渋アルバム。オリジナルは『When Lightn' Strikes』というタイトルで、そこに未発表曲1曲を追加し2005年にリリースされた再発盤CDです。
レニー・ブローは知る人ぞ知る存在ですが、有名ギタリストに引けを取らない高度なテクニックと音楽性で今も多くのファンを虜にするギタリストです。録音は41歳の時で、歳を取ってからの渋さもプラスされた演奏がGOOD。「チェット・アトキンスとビル・エヴァンスを聴いて育った」と語っていたということもあり、C.アトキンスのような軽妙洒脱なスウィングを聴かせてくれます(エヴァンス研究の成果は同レーベルの
→こちらにも)。アップテンポの曲は3曲ほどで、ペダル・スティール・ギターの先駆的名手バディ・エモンズが参加しているところがポイント。バディが洒落たリード・ギターを弾いているときはエレクトリック・ギターで伴奏をメインに、そうでない曲ではこの時代にしては珍しい7弦のアコースティック・ギターを弾いているという、1粒で2度美味しいアルバムになっています。(3曲目の冒頭で少しだけ歌声を披露していますがそれも粋!)
01. Back In Indiana
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02. You Needed Me
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03. Bonaparte's Retreat
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04. I Can't Help It If I'm Still In Love With You
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05. I Love You Because
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06. Please Release Me
07. Blue Moon Of Kentucky
08. She Thinks I Still Care
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09. I'm So Lonesome I Could Cry
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10. Anytime
11. Blue Eyes Crying In the Rain *
* Bonus Track - Previously Unreleased
レニー・ブロー(7弦アコースティック・ギター/エレクトリック・ギター/ヴォーカル)、バディ・エモンズ(ペダル・スティール・ギター)、ジム・ファーガソン(ベース)、ケニー・マローン(ドラム)
録音:1982年
total playing time: 40:59
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