いろのみが奏でる音は詩歌のようであり、音の間を縫うように思考の旅路が形作られていくかのよう。
「或る空間のためのピアノアンビエント作」と銘打たれた2025年作。近年は箏やリュートが加わっていましたが、本作ではピアノとエレクトロニクスのみの原点回帰というべきいろのみのサウンドが、窓からの木漏れ日や月明かりのように流れていきます。それぞれの部屋にそれぞれの時間と空気が流れるように、この音が彩りとなることでしょう。
01. 澄風 すみかぜ
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02. 月窓 つきまど
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03. 環木 めぐりぎ
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total playing time: 44:15