01. SOFT WAVE 1
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02. SOFT WAVE 2
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03. UMINEKO
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total playing time: 70:11
Sankyo製「リズミカ・エース」という穴を開けた紙によって音を鳴らす手回しオルゴールと同じような構造のトイピアノ(画像4)。それを使用した表題曲2曲は、(おそらく)同じ紙を使って鳴らしたトイピアノをLRで少しだけずらして録音した作品。滲んでは消えてゆく音の波に翻弄されるようでもあります。サックス、チェロ&打楽器による「UMINEKO」は、フリージャズ的とも言える深遠な即興音楽の世界が広がる1曲。どちらも1曲が20分前後あり、やや激しく響く箇所もある実験的な作風ですが、吉村弘らしい静けさと深い響きの対比を楽しめる1枚であると言えます。
→吉村弘関連作品一覧
吉村弘(Hiroshi Yoshimura)プロフィール――
1940年に横浜で生まれ、2003年に惜しまれつつ逝去。
早稲田大学文学部卒業後、作曲を独習しつつ、ヴィジュアル・ポエトリー、グラフィックス・デザイン、サウンド・サインを含む環境音楽など、ジャンルを軽やかに横断する才能を発揮する。自身の創案による音具、みずからの身体をもちいた即興的なパフォーマンスでも独自の境地を切り拓く。美術館などでのワークショップにも情熱を注いだ。
そこには都市であれ、自然であれ、自分の周囲に存在するささやかな事物の変化に敏感に感応し、それとの対話を楽しみ、その楽しみからなにかを発見する、みずみずしく自由な感覚がいつでも息づいていた。
また、すぐれたエッセイストでもあり、『静けさの本』(春秋社、2003年)は、生涯最後の著作であり、吉村弘が夢想しつづけた「総合芸術作品」となった。
(レーベルサイトより引用)
※現在庫完売後は価格変更(→¥2,420)される予定です。
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